東京大学とNEC、Beyond 5G共同研究技術の社会実装に向けて キャンパステストベッドを活用した取り組みを開始 ~高周波の利活用を目指した未来社会創造に向けた共創活動を立上げ~

国立大学法人東京大学大学院工学系研究科(所在地:東京都文京区、研究科長:加藤 泰浩、代表研究室:中尾研究室(教授:中尾 彰宏)、以下「東京大学」)と、日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田 隆之、以下「NEC」)は、高周波の利活用を目指したBeyond 5G共同研究技術の社会実装に向けて、「キャンパステストベッドへの共同研究技術の導入」と「未来社会創造に向けた共創活動」を開始いたしました。 上記プレスリリースの詳細はこちら

【プレスリリース】坂地泰紀特任講師が、2022年度JSTさきがけ「社会変革基盤」新規課題に採択されました

【プレスリリース】坂地泰紀特任講師が、2022年度JSTさきがけ「社会変革基盤」新規課題に採択されました。 ==受賞日== 2022年 9月 20日 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、戦略的創造研究推進事業の2022年度研究提案募集における新規採択研究代表者・研究者および研究課題を決定し、当専攻の坂地泰紀特任講師の研究課題が採択されました。 戦略目標:「文理融合による社会変革に向けた人・社会解析基盤の創出」 研究領域:「文理融合による人と社会の変革基盤技術の共創」 研究総括:栗原 聡(慶應義塾大学 理工学部 教授) 氏名:坂地 泰紀 所属機関:東京大学 大学院工学系研究科 役職:特任講師 研究課題:因果情報を用いた経済ナラティブシミュレ ーション 研究期間:2022年10月~2026年3月 採択課題一覧 https://www.jst.go.jp/kisoken/presto/application/2022/220920/220920presto.pdf#page=3 JST「さきがけ」は、科学技術イノベーションの源泉となる成果を世界に先駆けて創出することを目的として、国が定めた戦略目標の達成に向けた独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な目的基礎研究を公募により選考し、研究総括のマネージメントのもと、研究総括・領域アドバイザーの助言を得て、同じ研究領域に集まった様々な研究者と交流・触発しながら、個人が独立した研究を推進する制度です。 坂地特任講師が採択された研究領域「文理融合による人と社会の変革基盤技術の共創」では、人文・社会科学と自然科学を融合することで、人や社会のマルチスケール(個人、コミュニティ、社会)での様々なデータから人と社会を理解し、それに基づき政策シナリオ等のシミュレーションを行う解析基盤を創出するとともに、これを用いて、行動変容等が促進された社会変革に繋げることを目指すものである。

【プレスリリース】柴沼一樹准教授が、2021年度JSTさきがけ「ナノ力学」新規課題に採択されました。

【プレスリリース】柴沼一樹准教授が、2021年度JSTさきがけ「ナノ力学」新規課題に採択されました。

==受賞日==
2021 年9月 21日

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、戦略的創造研究推進事業の2021年度研究提案募集における新規採択研究代表者・研究者および研究課題を決定し、当専攻の柴 沼一樹 准教授の研究課題が採択されました。

 

戦略目標:「ナノスケールの動的挙動の理解に基づく力学特性発現機構の解明」
研究領域:「力学機能のナノエンジニアリング」
研究総括:北村 隆行(京都大学 理事・副学長)


氏名:柴沼 一樹
所属機関:東京大学 大学院工学系研究科
役職:准教授
研究課題:高温クリープ損傷のマルチスケールフィジックス
研究期間:2021年10月~2025年3月

 

採択課題一覧
https://www.jst.go.jp/kisoken/presto/application/2021/210921/210921presto.pdf#page=25

 

JST「さきがけ」は、科学技術イノベーションの源泉となる成果を世界に先駆けて創出することを目的として、国が定めた戦略目標の達成に向けた独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な目的基礎研究を公募により選考し、研究総括のマネージメントのもと、研究総括・領域アドバイザーの助言を得て、同じ研究領域に集まった様々な研究者と交流・触発しながら、個人が独立した研究を推進する制度です。

柴沼准教授が採択された研究領域「力学機能のナノエンジニアリング」では、超スマート社会や持続可能で豊かな社会を実現するための基幹技術である材料開発をターゲットとして、材料の基本物性である力学特性の発現機構をナノスケールから理解することや、ナノスケールの変形や構造変化に由来する力学特性を利用した新たな材料機能を創出すること(ナノエンジニアリング)によって、発展性の高い材料設計指針を獲得することを目指すものです。

【プレスリリース】氷期-間氷期の環境変動に対する地球の応答の仕組みを解明~地球温暖化による氷床減少がもたらす影響予測への新たな知見~:システム創成学専攻 桑原佑典(D1)、エネルギー・資源フロンティアセンター/システム創成学専攻 加藤泰浩教授ら

【プレスリリース】氷期-間氷期の環境変動に対する地球の応答の仕組みを解明~地球温暖化による氷床減少がもたらす影響予測への新たな知見~:システム創成学専攻 桑原佑典(D1)、エネルギー・資源フロンティアセンター/システム創成学専攻 加藤泰浩教授ら

==公表日==
2021 年 3 月 11 日

氏名:桑原佑典 博士課程1年、安川和孝 講師、藤永公一郎 研究員、大田隼一郎 助教、中村謙太郎 准教授、加藤泰浩 教授

発表概要:東京大学大学院工学系研究科の桑原佑典大学院生(博士課程1年)、加藤泰浩教授らは、新生代第四紀の更新世チバニアン期~完新世ノースグリッピアン期にあたる約30万年前〜約6千年前に堆積した、南太平洋ラウ海盆の深海堆積物の化学組成およびオスミウム(Os)同位体比の分析を実施しました。その結果、海底での火成活動や陸上岩石の化学風化など地球の岩石圏(固体地球)の変動を示す指標である海水Os同位体比が、第四紀の周期的な気候変動である氷期-間氷期サイクルに伴い明確に変動してきたことを世界で初めて見出しました。さらに、海洋での物質収支シミュレーションを実施した結果、本研究により見出された海水Os同位体比の変動が、大陸氷床の後退時における氷河堆積物の急速な化学風化および大陸氷床の発達時における海底熱水活動の活発化を反映していることを明らかにしました。本研究の成果は、現在の地球温暖化が進行し、大陸の氷床がさらに減少した際に、地球システムがどのように応答するかを数万年スケールで予測していく上で重要な知見となります。

工学系研究科プレスリリース:
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/press/setnws_202103112136394818495576.html

Scientific Reports:
https://www.nature.com/articles/s41598-021-84448-7

 

 

 

【プレスリリース】南鳥島沖の「超高濃度レアアース泥」は地球寒冷化で生まれた:エネルギー・資源フロンティアセンター/システム創成学専攻 大田隼一郎助教,加藤泰浩教授ら /【Press release】Fish proliferation and rare-earth deposition by topographically induced upwelling at the late Eocene cooling event

【プレスリリース】南鳥島沖の「超高濃度レアアース泥」は地球寒冷化で生まれた:エネルギー・資源フロンティアセンター/システム創成学専攻 大田隼一郎助教,加藤泰浩教授ら ==公表日== 2020年6月19日 氏名:大田隼一郎 助教,安川和孝 講師,見邨和英 博士課程3年,藤永公一郎 研究員,中村謙太郎 准教授,加藤泰浩 教授 発表概要: 東京大学大学院工学系研究科の加藤泰浩教授を中心とする研究グループは、2013年に南鳥島沖の排他的経済水域内で、有望な海底鉱物資源「超高濃度レアアース泥」を発見しました。この超高濃度レアアース泥は、レアアースを濃集する魚の骨を大量に含んでいます。しかし、そのような大量の魚の骨が、いつ、どのようにして堆積したのかは、依然として謎に包まれていました。今回、本研究グループは、魚の歯の化石と海水中の極微量元素であるオスミウムの同位体比を組み合わせた年代決定法を用いて、超高濃度レアアース泥が約3,450万年前に生成したことを突き止めました。この時代は地球規模の寒冷化の開始時期にあたり、海洋大循環が強まりました。深海底を流れる底層流が巨大な海山にぶつかり湧昇流を発生させ、大量の栄養塩を表層にもたらし、海山周辺で魚類が急激に増えたと考えられます。その結果、魚の骨が大量に海底に堆積し、超高濃度レアアース泥が生成しました。南鳥島を含む現在の北西太平洋から中央太平洋にかけては、大きな海山が多数存在するため、これらの海山の周辺を探査することで新たな超高濃度レアアース泥が発見できると期待されます。 http://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/press/setnws_202006191123342902835716.html

【Press release】Fish proliferation and rare-earth deposition by topographically induced upwelling at the late Eocene cooling event Name: Junichiro Ohta, Kazutaka Yasukawa, Kazuhide Mimura, Koichiro Fujinaga, Kentaro Nakamura, Yasuhiro Kato Abstract: The deep-sea clay that covers wide areas of the pelagic ocean bottom provides key information about open-ocean environments but lacks age-diagnostic calcareous or siliceous microfossils. The marine osmium isotope record has varied in response to environmental changes and can therefore be a useful stratigraphic marker. In this study, we used osmium isotope ratios to determine the depositional ages of pelagic clays extraordinarily rich in fish debris. Much fish debris was deposited in the western North and central South Pacific sites roughly 34.4 million years ago, concurrent with a late Eocene event, a temporal expansion of Antarctic ice preceding the Eocene–Oligocene climate transition. The enhanced northward flow of bottom water formed around Antarctica probably caused upwelling of deep-ocean nutrients at topographic highs and stimulated biological productivity that resulted in the proliferation of fish in pelagic realms. The abundant fish debris is now a highly concentrated source of industrially critical rare-earth elements.
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/soee/press/setnws_202006191133419291184890.html

【プレスリリース】音波が映し出す南鳥島周辺のマンガンノジュールの分布 ―世界初、海底資源の広域分布を可視化し面積を算出する方法を確立―:エネルギー・資源フロンティアセンター 安川和孝講師、加藤泰浩教授ら

【プレスリリース】音波が映し出す南鳥島周辺のマンガンノジュールの分布 ―世界初、海底資源の広域分布を可視化し面積を算出する方法を確立―:エネルギー・資源フロンティアセンター 安川和孝講師、加藤泰浩教授ら 工学系研究科広報トピックスに安川和孝講師、加藤泰浩教授のプレスリリース記事が掲載されております。ぜひご覧ください。
http://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/press/setnws_201912111946322716604287.html


千葉工業大学次世代海洋資源研究センターでは、海底の広い範囲に分布する海底鉱物資源について音波を用いて効率的に探査する手法の研究開発を、国立研究開発法人 産業技術総合研究所、国立大学法人 東京大学、国立研究開発法人 海洋研究開発機構、および国立大学法人 神戸大学との共同研究として進めています。その中で、南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ: Exclusive Economic Zone)に分布するマンガンノジュール(※1)を対象とした研究成果として、広範囲を網羅的に調査した中からマンガンノジュールが密に分布する領域(マンガンノジュール密集域)を地図上に示し、その面積を正確に算出する方法を世界で初めて確立しました。    

Marine Georesources & Geotechnology:
https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/1064119X.2019.1696432

千葉工業大学:
https://www.it-chiba.ac.jp/topics/20191211/

千葉工業大学 次世代海洋資源研究センター:
https://www.it-chiba.ac.jp/orceng/

国立研究開発法人 産業技術総合研究所:
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2019/pr20191211/pr20191211.html

神戸大学:
https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2019_12_11_01.html

本経済新聞 (12/11付速報):
https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP524797_V01C19A2000000/      

【プレスリリース】天体衝突イベント由来の新たなエジェクタ層を中新世の深海堆積物から発見 ―約1,160万年前の生物大量絶滅イベントの原因解明か―:エネルギー・資源フロンティアセンター 安川和孝講師、加藤泰浩教授ら

【プレスリリース】天体衝突イベント由来の新たなエジェクタ層を中新世の深海堆積物から発見 ―約1,160万年前の生物大量絶滅イベントの原因解明か―:エネルギー・資源フロンティアセンター 安川和孝講師、加藤泰浩教授ら 工学系研究科広報トピックスにシステム創成学専攻の安川和孝講師、加藤泰浩教授のプレスリリース記事が掲載されております。ぜひご覧ください。
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/…/setnws_2019112111235657315787…

 

   
 
※本成果は、英国のNature Publishing Group(NPG)が発行する学術雑誌「Scientific Reports」に11月20日付け(日本時間)で掲載されました。
プレスリリース本文:
 
 
海洋研究開発機構(JAMSTEC):
http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20191120/
 
 
 

【プレスリリース】ルテニウム錯体を用いたアンモニアの触媒的酸化反応の開発を達成!~ アンモニア社会に向けた直接的なエネルギー変換反応~:エネルギー・資源フロンティアセンター 中島一成准教授、システム創成学専攻 戸田広樹(D1)、西林仁昭教授ら

ルテニウム錯体を用いたアンモニアの触媒的酸化反応の開発を達成!~ アンモニア社会に向けた直接的なエネルギー変換反応~:エネルギー・資源フロンティアセンター 中島一成准教授、システム創成学専攻 戸田広樹(D1)、西林仁昭教授ら

https://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/press/setnws_201907251101484135182640.html

東京大学大学院工学系研究科の西林仁昭教授らと東邦大学薬学部の坂田健教授らの研究グループは、ルテニウム触媒に、酸化剤と塩基を組み合わせた反応系を用いることでアンモニアの触媒的酸化反応の開発に成功した。また、実験および理論計算の手法により詳細な反応機構について検討を行い、ルテニウム–窒素三重結合を有するニトリド錯体の二核化反応によって窒素分子が生成していることを提唱した。また、本反応は、酸化剤の代わりに電気化学的酸化反応を用いた条件下においても、室温でアンモニアの触媒的な酸化反応が進行することが明らかとなった。本研究成果は、アンモニアに蓄えられた化学エネルギーを直接的に電気エネルギーへ変換する反応であり、アンモニア社会の実現において重要な発見である。
本研究成果は、2019年7月24日の「Nature Chemistry(ネイチャー・ケミストリー)」(オンライン版)で公開された。

 

参照元:東京大学大学院工学系研究科広報室
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/soe/press/setnws_201907251101484135182640.html

Nature Chemistry:
https://www.nature.com/articles/s41557-019-0293-y

東邦大学:
https://www.toho-u.ac.jp/press/2019_index/20190717-993.html

国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST):
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20190725/index.html

Nature Research Chemistry Community(Nature系コミュニティ):
https://chemistrycommunity.nature.com/users/265564-yoshiaki-nishibayashi/posts/51239-for-nature-research-chemistry-communit