2022年5月25日、髙橋・万研究室の高倩さん(D2)、佟驍航さん(D1)、趙子豪さん(D1)、徐若塵さん(D1)が「2022年SAMPE学生ブリッジコンテスト世界大会」で優勝しました。
<受賞した賞の名称と簡単な説明>
SAMPE(Society for the Advancement Material and Process Engineering)学生ブリッジコンテスト世界大会は繊維強化複合材料による橋の軽量性を競う年1回の大会で、強化繊維の種類と橋の形状により8つのカテゴリーに分かれており、東大チームが2022年のカテゴリーB(炭素繊維を用いた中空長方形断面)で優勝しました。
<受賞された研究・活動について>
この世界大会には日本大会の優勝チームが日本代表として派遣されるもので、高橋・万研究室は日本大会で過去3年連続優勝してきましたが、世界大会が開催されたのはコロナの影響で3年ぶりでした。炭素繊維の異方性を活用したFEMによる最適構造設計の後に手作業で成形と評価試験を何度も繰り返し、外観と音診断から強度のバラツキが最も小さいと推定された勝負橋で世界大会に望みました。
<今後の抱負・感想>
この度、このような賞をいただき大変光栄に思います。今回の受賞にあたり様々なサポートをしてくださった研究室の方々に深く感謝いたします。現在我々ができるベストを尽くした作品で挑みましたが、入賞常連のワシントン大学やUCLAなど世界の強豪大学を抑えての優勝は運にも味方された結果と考えています。今回これらの強豪大学と交流して貴重な気付きやアドバイスを得ることができましたので、今後もデザインと成形技術をさらに改善して研究室の後輩に伝えていきたいと思います。