2018年度びわ湖クルーレス・ソーラーボート大会(先端技術部門)でシステム創成学専攻・精密工学専攻と新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻の大学院生チームが優勝

2平米以下のソーラーパネルとGPSを搭載したボートをマキノ町サニービーチと竹生島の約20kmの往復コースで自律航行させるびわ湖クルーレス・ソーラーボート大会において、工学系研究科システム創成学専攻・精密工学専攻と新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻の大学院生を中心としたチームが優勝しました。チームはシステム創成学専攻の演習授業でボートを設計・製作し、船型性能水槽、相模湖や手賀沼で練習を重ね、チーム一丸でレースに臨みました。酷暑のなか、8月15日の初日には伴走する漁船と激突してボートが大破するアクシデントに見舞われながらも、湖上で修理を完遂し、レースを再開、26日のレースでも見事な走りをみせて優勝することができました。当活動は、システム創成学専攻特別演習における活動です。進学される学生の皆さんは、ぜひ参加を検討ください。 ソーラーボートプロジェクトチーム: 工学系研究科 システム創成学専攻 パクサンギュ M1 北澤研 李越 M1 北澤研 周金鑫 D1 北澤研 韓天盛 M1 高橋研 邵思怡 M1 高橋研 古田泰之 M1 高橋研 精密工学専攻 徐欣雨 M1 金研 新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻 十文字拓也 M1 村山研 土橋直己 M1 尾崎研 佐藤淳之 M1 高木研 豊田洋介 M1 平林研

垣内さんがThe 10th International Conference on Social Informatics (SocInfo) 2018においてBest Paper賞を受賞

9月28日、当専攻修士課程2年(当時)の垣内弘太さんが、The 10th International Conference on Social Informatics (SocInfo) 2018(於:ロシア サンクトペテルブルク)においてBest Paper賞を受賞しました。本賞は、同大会において、最も優秀な論文に与えられる賞です. <受賞した研究・活動> 講演タイトル:”Influence of Selective Exposure to Viewing Contents Diversity” 膨大な量のメディアコンテンツにアクセス可能である今、私達は日々パーソナライズされたコンテンツを消費しています。そのようなパーソナライゼーションにより、私達の消費するコンテンツの多様性は減少し、社会における分断・分極につながる恐れがあります。そこで、ユーザが消費するコンテンツの多様性が時間とともにどう変化するかを調査することは重要です。本研究では、まず、ユーザの消費コンテンツの多様性が時間とともにどう変化するかを測定・分析するためのフレームワークを提案しました。提案フレームワークにおいては、”多様性”の再定義を行い、コンテンツの多様性を測定するための指標を導入しています。そして次に、提案フレームワークを用いて、選択的接触と消費コンテンツの多様性の変化の関係の分析、ならびにどのような要因によりユーザの消費コンテンツの多様性は増大するのかの調査を行いました。その結果、外部からの影響がない環境下では、ミクロな視点で見るとユーザの消費コンテンツの多様性は減少するが、一方マクロな視点で見ると多様性は増加することがわかりました。これは、社会における分断・分極が起こりにくくなることを示唆します。また、複数のカテゴリにまたがるようなコンテンツを消費することで、その後の消費コンテンツの多様性が増大することを明らかにしました。 <受賞者のコメント> 会議に採択されるだけでなく、Best Paperの賞までいただけたのは非常に光栄です。これからも、この結果に満足することなく研究を続けていきたいと思います。