【プレスリリース】柴沼一樹准教授が、2021年度JSTさきがけ「ナノ力学」新規課題に採択されました。
==受賞日==
2021 年9月 21日
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、戦略的創造研究推進事業の2021年度研究提案募集における新規採択研究代表者・研究者および研究課題を決定し、当専攻の柴 沼一樹 准教授の研究課題が採択されました。
戦略目標:「ナノスケールの動的挙動の理解に基づく力学特性発現機構の解明」
研究領域:「力学機能のナノエンジニアリング」
研究総括:北村 隆行(京都大学 理事・副学長)
氏名:柴沼 一樹
所属機関:東京大学 大学院工学系研究科
役職:准教授
研究課題:高温クリープ損傷のマルチスケールフィジックス
研究期間:2021年10月~2025年3月
採択課題一覧
https://www.jst.go.jp/kisoken/presto/application/2021/210921/210921presto.pdf#page=25
JST「さきがけ」は、科学技術イノベーションの源泉となる成果を世界に先駆けて創出することを目的として、国が定めた戦略目標の達成に向けた独創的・挑戦的かつ国際的に高水準の発展が見込まれる先駆的な目的基礎研究を公募により選考し、研究総括のマネージメントのもと、研究総括・領域アドバイザーの助言を得て、同じ研究領域に集まった様々な研究者と交流・触発しながら、個人が独立した研究を推進する制度です。
柴沼准教授が採択された研究領域「力学機能のナノエンジニアリング」では、超スマート社会や持続可能で豊かな社会を実現するための基幹技術である材料開発をターゲットとして、材料の基本物性である力学特性の発現機構をナノスケールから理解することや、ナノスケールの変形や構造変化に由来する力学特性を利用した新たな材料機能を創出すること(ナノエンジニアリング)によって、発展性の高い材料設計指針を獲得することを目指すものです。