【受賞/表彰等】システム創成学専攻柴崎研究室の小菅直樹さん(M2)が日本物流学会において物流研究奨励賞を受賞しました。

2022年3月4日、柴崎研究室の小菅直樹さん(M2)が日本物流学会において物流研究奨励賞を受賞しました。

<受賞した賞の名称と簡単な説明>

日本物流学会物流研究奨励賞(日本物流学会正会員が3名以上所属する教育機関・研究機関等に在籍する学生・若手研究者のうち、特に顕著な成果を収めた優秀な物流研究者に対して与えられる)

 

<受賞された研究・活動について>

論文題目:ドライバルク貨物を含むインターモーダル国際物流ネットワークモデルの構築

概要:本研究は,従来コンテナ貨物のみを対象としていた全世界インターモーダル国際物流ネットワークモデルにドライバルク貨物輸送ネットワークを追加し,より包括的なモデルへと拡張したものである.具体的には,ドライバルク貨物のうち鉄鉱石と石炭を対象に,AISデータ等に基づく海上輸送実績から鉄鉱石取扱76港湾,石炭取扱130港湾を抽出し,各港湾間の輸送船舶サイズを推計する選択モデルを構築したうえで,その輸送費用や所要時間を含むドライバルク海上輸送ネットワークを全世界インターモーダル輸送ネットワークと統合し,コンテナ貨物輸送と陸上輸送容量を共有する貨物配分モデル(経路選択モデル)を構築した.

 

<今後の抱負・感想>

まずは,本賞の受賞にあたり,柴崎先生はじめ,サポートいただいた方々に深く感謝いたします.大学での3年間の研究活動とその成果を評価していただき,このような栄誉ある賞をいただけたことを大変誇りに思います.柴崎研究室では,普段の研究活動をはじめ,輪読やゼミ,ジャーナルへの論文投稿や国際学会での発表,さらに海外現地でのフィールドワークなど,非常に多様かつユニークな,実りの多い経験をさせていただきました.今後は大学から離れますが,研究で得た経験を活かし,社会に貢献していけるよう邁進して参ります.

システム創成系日本語教室開講のお知らせ

システム創成系日本語教室開講のお知らせ
2022 S1S2 Semester course

Japanese Language Class 2022S1S2(PDF)


対象:
Foreign students and researchers, who are assigned to the departments of Systems Innovation and Nuclear Engineering and Management and their spouses.*詳細は下記HPをご参照の上、メールでお問い合わせください。

Website:
http://seraph.t.u-tokyo.ac.jp/nihongo/index.html

問い合わせ先:
システム創成系日本語教室
 sysnihongo[at]sys.t.u-tokyo.ac.jp

 

【受賞/表彰等】システム創成学専攻 大澤・早矢仕研究室が、横浜市オープンデータ特別功労賞を受賞しました。

2022年3月5日、大澤・早矢仕研究室が、横浜市オープンデータ特別功労賞を受賞しました。

<受賞した賞の名称と簡単な説明>

賞名称:横浜市オープンデータ特別功労賞

横浜市では、横浜オープンデータソリューション発展委員会を組織し、学術目的のみならず様々な事業におけるオープンデータの共有と利活用を市民の自発的な活動を推し進めてきました。この活動は、生活と事業における様々な文脈でイノベーションをめざす市民の自発的活動を中心としながら、横浜市役所や大学が強くサポートするという意味ではわが国での先端的な活動であり、世界一斉開催のインターナショナルオープンデータデイに市を挙げてイベントを実施するなど活発な活動を推進してきました。この賞は、横浜市の10年間の活動を経て発展的終結を迎える横浜オープンデータ発展委員会から、その10年間を振り返って貢献の大きかった3団体に与えられたものです。

 

<受賞された研究・活動について>

 大澤・早矢仕研究室は横浜市のオープンデータ活動の早期から、独自に開発したデータジャケットをはじめとするデータ共創支援技術を提供し、横浜市のオープンデータのカタログ化やそれによる価値創成に貢献してきました。独自技術を用いたワークショップも度重ねて多数の市民を迎えて実施して事業創成も導き、また直接データに触れる技術を持たない人も推進できるようなデータ利活用プロセスを展開したことが評価され、3月5日に開催されたインターナショナルオープンデータデイ2022@横浜(主催:横浜オープンデータソリューション発展委員会、後 援:横浜市政策局、横浜市デジタル統括本部)にて本賞を受賞しました。

 

<今後の抱負・感想>

「データジャケット」を基本とする当研究室のさまざまなデータ共創支援技術とそれによる共創活動から得られたデータ利活用事業は数多くあります。しかしながら、近年ビッグデータやAIという技術への注目への傍らで、ともすると隠れがちになっているのが「新しい人の繋がりを生む」という、データに関するコミュニケーションの効果です。電子化される以前の多様な事象に関する知識や、そのダイナミクスのモデルを結び付けることによって私たちは新たな現象を捉えることができるようになりますが、その過程の中で他者の知識を尊重し、人間関係を形成し、物心ともに豊かな社会を生み出すことができます。このデータ連成イノベーションを横浜市の皆さんが活かせる原動力にはハマッコたちの心の繋がりがありましたが、さらに万人が繋がりを作り出すリテラシーに発展させて日本と世界に普及させる活動を今後も進めます。ぜひご注目ください。

【受賞/表彰等】越塚研究室の松永拓也助教が日本機械学会計算力学部門の優秀講演表彰を受賞しました。

2021年11月30日、越塚研究室の松永拓也助教が日本機械学会第34回計算力学講演会(CMD2021)において優秀講演表彰を受賞しました。

 

<受賞した賞の名称と簡単な説明>

「優秀講演表彰」

当該年度の計算力学講演会において優秀な講演を行った講演者に対して贈られる賞です。

 

<受賞された研究・活動について>

講演タイトル:LSMPS法の数値安定化と複雑な自由表面流れへの適用

講演概要:LSMPS (Least Squares Moving Particle Semi-implicit) 法は最近開発された新しい粒子法であり、従来手法に比べて計算精度が高い特徴がある。しかし、自由表面流れに適用した場合には数値的に不安定化しやすい欠点があり、適用範囲が極めて限られていた。本研究では、LSMPS法に対する複数の数値安定化手法を新たに考案し、自由表面流れに対するロバスト性を向上した。

 

<今後の抱負・感想>

名誉ある賞をいただき光栄です。今度も先進的な研究に取り組んで行きます。