【受賞/表彰等】システム創成学専攻 髙橋・万研究室の薛鵬、烏園園、朱政陽、王邱珺が「2023年SAMPE学生ブリッジコンテスト世界大会」で優勝しました。

  1. ⽒名:
    薛鵬、烏園園、朱政陽、王邱珺
  2. 研究科, 専攻等と学年:
    システム創成学専攻・博士2年、博士3年、修士2年、修士2年
  3. 受賞した賞の名称と簡単な説明:
    SAMPE(Society of Advanced Materials and Process Engineering)学生ブリッジコンテスト世界大会は繊維強化複合材料による橋の軽量性を競う年1回の大会で、強化繊維の種類と橋の形状により8つのカテゴリーに分かれており、東大チームが2023年のカテゴリーB(炭素繊維を用いた中空長方形断面梁部門)で優勝しました。研究室としては2年連続の優勝となります。
  4. 受賞された研究・活動について:
    この世界大会には日本大会の優勝チームが日本代表として派遣されるもので、高橋・万研究室は過去4年連続で日本大会を制し、昨年の世界大会でも優勝しました。炭素繊維の異方性を活用したFEMによる最適構造設計の後に手作業で成形と評価試験を何度も繰り返し、外観と音診断から強度のバラツキが最も小さいと推定された勝負橋で世界大会に望みました。
  5. 今後の抱負・感想等:
    この度、このような賞をいただき大変光栄に思います。今回の受賞にあたり様々なサポートをしてくださった研究室の方々に深く感謝いたします。現在我々ができるベストを尽くした作品で挑みましたが、入賞常連の世界の強豪大学を抑えての優勝は運にも味方された結果と考えています。今回これらの強豪大学と交流して貴重な気付きやアドバイスを得ることができましたので、今後もデザインと成形技術をさらに改善して研究室の後輩に伝えていきたいと思います。

【受賞/表彰等】川崎研究室の四ツ島樹さん(M2)が日本物流学会において物流研究奨励賞を受賞しました

川崎研究室の四ツ島樹さん(M2)が日本物流学会において物流研究奨励賞を受賞しました

<受賞した賞の名称と簡単な説明>
日本物流学会物流研究奨励賞(日本物流学会正会員が3名以上所属する教育機関・研究機関等に在籍する学生・若手研究者のうち、特に顕著な成果を収めた優秀な物流研究者に対して与えられる)

<受賞された研究・活動について>
論文題目:サプライチェーンネットワークの頑健性とその構造的特徴

概要:本研究は、グローバル企業間取引データ用いて時系列サプライチェーンネットワーク(SCN)を構築し、SCNの頑健性と構造的特徴を明らかにし、種々のリスクイベントに対するネットワークの頑健性や機能低下の様相を特定したものである。またサプライチェーンの機能維持力を高める条件を発見し、企業群がリスク対応として取るべき戦略の立案に貢献した。リスクイベントの一つとして米中貿易摩擦を取り上げ、米中間の半導体の取引が全て途絶したケースを分析した。また、時系列サプライチェーンネットワークの作成方法としてネットワーク重複率の新たな指標を提案した。

<今後の抱負・感想>
本賞の受賞にあたり、川崎先生はじめ、サポートいただいた方々に深く感謝いたします。修士課程での2年間の研究活動とその成果を評価していただき、このような栄誉ある賞をいただけたことを大変誇りに思います。川崎研究室では、普段の研究活動をはじめ、輪読やゼミ、ジャーナルへの論文投稿や国際学会での発表、さらに他大学との共同ゼミなど、多様かつユニークな、充実した経験をさせていただきました。今後は大学から離れますが、研究で得た経験を活かし、社会に貢献していけるよう邁進して参ります。