
岡部研究室の齋藤 理 元助教、陳 偉堃さん(D3)、董 澤宇さん(博士課程修了)、岡部 洋二 教授が、日本非破壊検査協会において論文賞を受賞されました
・受賞日:2025年6月20日
・氏名:齋藤 理(生産技術研究所・元助教)、陳 偉堃(システム創成学専攻・D3)、董 澤宇(システム創成学専攻・博士課程修了)、岡部 洋二(生産技術研究所・教授)
・受賞した賞の名称と簡単な説明:日本非破壊検査協会 論文賞 日本非破壊検査協会の機関誌「非破壊検査」に、2023年あるいは2024年に掲載された論文のうち、非破壊検査技術の向上を図る目的で、学術及び技術上優秀と認められた論文が表彰されます。
・研究・活動の説明:本論文は、航空機や宇宙産業で利用されるハニカムサンドイッチ構造のはく離検出に関するもので、ガイド波の分散特性を活用した新しい非破壊検査技術を提案することで、従来の技術では困難とされている複雑形状や大規模構造体への適用を可能にしています。また、レーザ超音波技術を用いた非接触検査を実現し、実験データに基づく信号処理手法の開発を通じて、はく離の検出精度を飛躍的に向上させています。本論文に示されている成果は、航空機等のメンテナンス作業の効率化とコスト削減、および安全性の確保に寄与するとともに、非破壊検査分野の学術的発展にも貢献することが期待されます。
・受賞者コメント:この度は、名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。今後も引き続き研究室において、超音波に基づいた損傷検知手法の研究に取り組み、非破壊検査および構造ヘルスモニタリング分野の発展により一層の貢献ができるよう、努力してまいります。
