◆大学院入試について▶入試案内
グローバル循環システム
使用済核燃料中のモリブデン(Mo)は、高レベル放射性廃液(HLLW)のガラス固化を しにくくする。ガラス固化体へのMo量制限値は2wt%以下である。そして、Mo量は固 化体発生本数の支配因子となり、Moを80%以上除去できれば、固化体本数が低減で きる可能性がある。そのために、Moの吸着剤を合成し選択除去を試みている。
廃棄物処理上、廃プラスチックを焼却処理(サーマルリサイクル)するか選別回収(マ テリアルリサイクル)するかの選択は、環境負荷・費用対効果の観点から定量的に論じる必要がある。または、浮遊選別・金属の浸出による有価金属の回収、金属と誘電体 の静電・帯電選別、磁化率を利用した磁力選別、さらに各種の廃水処理方法の研究を行っている。
各種選別等の異なるリサイクル手法、吸着剤を用いた異なる廃水処理法を確立したのちLCAによる環境評価を行っている。