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社会経済システム
システムデザインでは、システム全体の特性を良くするために、システムの要素、部分構造を変更します。この要素の変更が寄与する影響を考慮して、適切に対応しなければなりませんが、大規模複雑化するシステムでは、要素と要素間の関係性に関する情報量が爆発して、従来手法でのシステムデザインが困難になります。マイニングした要素間の意味関係を複合領域マトリクスによって俯瞰する方法により、システムをダイナミックにデザインする手法を提案します。
モデルベースのシステムデザインが示唆するように、モデルはシステムをデザインするためには必要不可欠です。システムには多様な目的があり、目的に応じた適切なモデルを構築しなければなりません。システムが複雑になるとモデルを構築するために必要な関係知識は増加してしまいます。デザインの目的に応じた適切なモデルを正確に生成する方法論を構築し、システムデザインを支援するデザイン環境を構築します。
現在、世界中の生産システムは大きく変わろうとしています。ロボットだけが活躍するのではなく、IoTを活用して、人(作業者)が設備や製品と対話しながら、ムリ、ムダ、ムラが無い人中心の生産システムが待望されています。未来社会では、Cyber Physical Systemによって地球が一つの工場となり、人類が発展します。少子高齢化の社会問題を抱えた日本における生産システムの未来像を提案します。