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⼈⼯物ネットワーク
粒子法はメッシュを一切用いないシミュレーション技術で、当研究室ではこれを独自に開発し、この技術で世界をリードしています。現在取り組んでいる課題は、高精度手法の開発、表面張力や濡れの計算モデルの開発、流体混合プロセスの解析などです。粒子法はキャンパス内に設立されたベンチャー会社で商用化され、広く産業に使われています。
シミュレーション技術は既に高度なものづくりに欠かすことのできない技術になっています。さらに、災害予測や医療応用への発展が期待されています。研究室では、津波遡上シミュレーション、嚥下シミュレーション、撹拌槽のシミュレーション、降雨時の雨水浸入のシミュレーションに取り組んでおり、人の役に立つ新しいシミュレーション技術を生み出すことを目標にしています。企業等との共同研究を多数実施しています。
シミュレーション結果を最新のCG(Computer Graphics)で可視化することにより、リアルな映像を作成することができます。シミュレーションとCGとの組み合わせは「物理ベースCG」と呼ばれ、映画やゲームでは既に広く使われています(「海猿3」のシーンは当研究室の成果が使われている)。さらに研究室では、災害や医療におけるシミュレーションにも物理ベースCGを広げていこうとしています。