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グローバル循環システム
はやぶさ2小惑星探査機や火星衛星サンプルリターン計画(MMX)など、主にJAXAが進める探査計画に参加し、小惑星や火星、月、衛星に関する研究を進めています。特に固体天体の表層レゴリスについて多角的な研究を行っていますが、私たちはこれを宇宙資源開発に資する基礎研究と位置付けています。さらに電波サウンダ―や高エネルギー粒子トモグラフィ技術など、本格的な宇宙資源探査に向けた新しい探査手法の開発も、国内外の研究者らと進めています。
太陽系を構成する300万個以上の天体には、無尽蔵の資源とエネルギーがあります。これらを人類が利用する日は来るのでしょうか?各国の宇宙探査プロジェクトは近年勢いを増し、太陽系に関する人類の理解は急速に進んでいます。私たちはこうした科学的知見に基づき、固体天体の表面状態や元素・鉱物の濃集プロセスに関する理解を深めることで、次世代資源とみられる地球外資源(宇宙資源)の実態を捉えようとしています。
人類の活動域を宇宙へと広げるのは、喫緊でなく次世代の課題でしょうか?こうした社会的な問いに合意を形成するには、理・工学のみならず、人文・社会科学も含めた俯瞰的な視点で議論し、これを広く一般に普及することが重要です。そこで私たちは㈱東京ドームと協働し、宇宙ミュージアムTeNQで太陽系探査の最前線について紹介する展覧会を開催しています。