東京大学

Department of Systems Innovation,School of Engineering,
The University of Tokyo

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大田 隼一郎

グローバル循環システム

大田 隼一郎 Junichiro Ohta

職 名
講師
所 属
東京大学大学院工学系研究科エネルギー・資源フロンティアセンター
キーワード
鉱物資源、グローバル物質循環、地球環境、同位体地球化学、地球年代学
H P
https://junigeo.jp/
E-mail
junichiro.ota(at)sys.t.u-tokyo.ac.jp※(at)を@に置き換えてメールを送信してください。

フロンティア資源から地球の歴史を紐解く

フロンティア資源から地球の歴史を紐解くフロンティア資源の成因の解明

フロンティア資源から地球の歴史を紐解くフロンティア資源の新たな探査指針の構築

フロンティア資源から地球の歴史を紐解くグローバル物質循環システムの解明

フロンティア資源の成因の解明

人類最後のフロンティアとも言われる深海に眠る鉱物資源「レアアース泥」や「マンガンノジュール」は、社会の持続的発展を支えることのできる新たな資源として注目されています。その効率的な探査・開発の鍵となるのは、それらがいつ、どこで、どのようにして生まれたか、つまり成因を解明することです。そこで、光学・電子顕微鏡によってフロンティア資源の物質的実体を明らかにし、さらに微化石分析や同位体分析を駆使して生成年代を決定する研究を実施しています。

フロンティア資源の新たな探査指針の構築

鉱物資源は大気、海洋、大陸、生物などの地球の構成要素が複雑に関わり合う「グローバル物質循環システム」の中で、さまざまな物質が循環し、有用元素が集まった結果生まれたものです。この巨大で複雑なシステムの中に、鉱物資源生成の支配要因を見出し、それに基づいてフロンティア資源の生成に適した、地形、年代、環境といった条件を制約していくことによって、広大な地球から探査海域を絞り込み、効率的に資源を見つけ出すための新たな探査指針を構築します。

グローバル物質循環システムの解明

鉱物資源は、過去から現在に至るグローバル物質循環システムの変遷を記録した「地球の歴史書」ともいえます。つまり、鉱物資源に含まれている生物活動の痕跡や、構成物質の特徴を詳細に調べていくことで、数千・数億・数十億年前から現在に至るまでの地球の営みの歴史を知ることができるのです。それを知るために、顕微鏡を用いた分析、化学組成・同位体分析などにとどまらず、フィールドワーク、データ解析など、あらゆる視点から研究を実施しています。

教員からのメッセージ
地球のフロンティアを研究し、開拓していくのに必要なのは、純粋で強烈な好奇心と探求心です。こうして研究に邁進して未知の扉が開いたとき、開拓者だけが見ることを許された地球の驚異の姿を目撃することができます。この地球を深く研究することの感動を共有できる学生さんと一緒に研究したいと思っています。

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