システム創成学専攻には、既存の常識にとらわれない新しい発想と、分野を横断した幅広い知識の融合を奨励する雰囲気があると考えます。この姿勢は、私の取り組む「宇宙開発・宇宙資源」の分野とも非常に親和性が高いと感じています。私の研究テーマは、探査機が獲得した大量の画像データの深層学習による解析です。天体が形成以後経験したプロセスの解明と、探査の実施及び資源の獲得に適した領域を探査機が自律的に判断できるシステムの構築を目指し、研究に励んできました。世界をリードする研究者と日々議論を重ね、地質学・地球惑星科学といった様々な分野の知見を取り入れながら、論文を執筆しているほか、JAXAや総務省がリードする宇宙探査ミッションにも携わっています。世界最先端の研究プロジェクトに参画し、卓越した研究能力を身に着けられるのも、当専攻の素晴らしさであると感じています。