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2022.3.31(Thu)
受賞・表彰2022年3月4日、柴崎研究室の小菅直樹さん(M2)が日本物流学会において物流研究奨励賞を受賞しました。
<受賞した賞の名称と簡単な説明>
日本物流学会物流研究奨励賞(日本物流学会正会員が3名以上所属する教育機関・研究機関等に在籍する学生・若手研究者のうち、特に顕著な成果を収めた優秀な物流研究者に対して与えられる)
<受賞された研究・活動について>
論文題目:ドライバルク貨物を含むインターモーダル国際物流ネットワークモデルの構築
概要:本研究は,従来コンテナ貨物のみを対象としていた全世界インターモーダル国際物流ネットワークモデルにドライバルク貨物輸送ネットワークを追加し,より包括的なモデルへと拡張したものである.具体的には,ドライバルク貨物のうち鉄鉱石と石炭を対象に,AISデータ等に基づく海上輸送実績から鉄鉱石取扱76港湾,石炭取扱130港湾を抽出し,各港湾間の輸送船舶サイズを推計する選択モデルを構築したうえで,その輸送費用や所要時間を含むドライバルク海上輸送ネットワークを全世界インターモーダル輸送ネットワークと統合し,コンテナ貨物輸送と陸上輸送容量を共有する貨物配分モデル(経路選択モデル)を構築した.
<今後の抱負・感想>
まずは,本賞の受賞にあたり,柴崎先生はじめ,サポートいただいた方々に深く感謝いたします.大学での3年間の研究活動とその成果を評価していただき,このような栄誉ある賞をいただけたことを大変誇りに思います.柴崎研究室では,普段の研究活動をはじめ,輪読やゼミ,ジャーナルへの論文投稿や国際学会での発表,さらに海外現地でのフィールドワークなど,非常に多様かつユニークな,実りの多い経験をさせていただきました.今後は大学から離れますが,研究で得た経験を活かし,社会に貢献していけるよう邁進して参ります.