東京大学

Department of Systems Innovation,School of Engineering,
The University of Tokyo

  システム創成学専攻紹介(HASEKO-KUMA HALL)

◆大学院入試について◆ 入試説明会を4月26日、5月25日に開催します。

教員紹介

教員一覧

菅野 太郎

社会経済システム

菅野 太郎 KANNO Taro

職 名
准教授
所 属
東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻
キーワード
チーム協調、サービス認知、レジリエンス、人間中心のシステムデザイン
H P
http://www.tkanno.net
E-mail
kanno(at)sys.t.u-tokyo.ac.jp※(at)を@に置き換えてメールを送信してください。

ヒューマンシステムデザイン

ヒューマンシステムデザイン

ヒューマンシステムデザイン

ヒューマンシステムデザイン

チーム協調・組織連携

チーム認知や協調・連携デザインに関する研究を行っています。哲学、心理学、社会学、シミュレーション科学などの学際的知見を活用し、理論的研究・基礎研究から実践研究まで行っています。特に、「相互信念」という対人信念機構に基づき、コミュニケーションや共有といった協調・連携プロセスの説明および協調・連携のデザイン、支援技術の開発に取り組んでいます。また、これらの研究に必要となる実験方法、認知行動の観察・データ収集手法、多元的な質的・量的データの分析手法、ヒューマンモデリング、計算機シミュレーションの開発も行っています。

メゾ・マクロ認知

医療・看護や災害対応などの実現場における人の認知行動のメカニズムの理解に関する研究(マクロ認知研究)を行っています。マクロ認知研究の難しさはコンテキスト(状況、文脈、環境条件等)依存にあります。そこで、マクロ認知研究だけでなく、コンテキストそのものをモデル化・形式化し、それに基づいて現場コンテキストの本質を損なわずに実験室に簡易実験環境を構築する方法論(メゾ認知研究)の提案やシステマティクな訓練デザインに関する研究を行っています。

人間中心のレジリエンス工学

事故や災害、社会環境の変化、不正や組織の硬直化など、起こりうるあらゆる状況に対し人、チーム、組織、コミュニティ、社会に回復不能な決定的な損失を生じさせないための人・人工物・制度を設計・管理するための研究をおこなっています。ハードインフラや人工物と人・組織・社会の活動に内在する複合的相互依存性を考慮した災害復旧最適化シミュレーション、拡張相互信念モデルを用いた意見形成・レジリエンスに関する社会シミュレーション、やAIと社会知を活用した災害対応訓練シナリオマネジメントなどの人間中心のレジリエンス工学研究を行っています。

教員からのメッセージ
システムを認識する際に、まずそこにヒトの存在とその営みを認識することからはじめます。学問領域に捉われない柔軟さとガッツ、ヒトに対する鋭い洞察を期待します。朝型生活が望ましいと思っています。

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