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小林 肇

所属:システム創成学専攻
役職:准教授
生年:1974
出身:富山県
E-mail:kobayashi@frcer.t.u-tokyo.ac.jp
URL:http://gpre.geosys.t.u-tokyo.ac.jp/lab/index.html

微生物共生を利用したエネルギー変換・生産

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微生物共生システムの技術応用可能性を追求

生命は他者(他の生物種、環境または人工物)との共生により高度なエネルギー・物質 変換を媒介し、システム総体として利益を享受します。微生物の共生システムを工学対 象に、共生システムをエネルギー・資源分野の課題に応じてデザインまたは最適化して 利用する新しいバイオ技術系の創出に取り組んでいます。地下鉱床等から微生物試料 を採取し、工業的なエネルギー変換や資源生産の多様なプロセスにおいて反応素子と して利用できる共生システムの探索と解析を行っています。

 

電気化学的共生によるバイオガス生産

社会の低炭素化に寄与する技術として、微生物と炭素電極の電気化学的共生システム を応用したエネルギー変換の研究を行っています。この共生システムでは、微生物が電 極から供給される電気エネルギーを利用してバイオガス(メタンや水素)を生産しま す。メタンの生産には二酸化炭素を原料として利用します。電気エネルギーのメタンへ の変換効率が極めて高い事から、再生可能エネルギー等の出力・供給が不安定な電力 をメタンに変換して地中貯留する技術として実用化を目指しています。

 

資源開発の環境調和促進

資源開発の環境調和を補助する技術として、鉱業排水の浄化または有効利用を主目的 とする水処理技術の開発を行っています。ここでは微生物が電極を電子受容体として 利用する共生システムの応用を図っています。これによる排水中の有機物分解反応の 促進、さらに電力生産や金属イオン除去等の新機能の付加を期しています。


Message 科学というのは、人類の平和のためにある。科学の原動力は感動である。こんな言葉を(私自身も)忘れず、新 しいエネルギー・資源技術の創造と検証に柔軟な思考で取り組める研究環境を作っていきたいと思います。

Keyword:エネルギー変換、低炭素化、環境調和、微生物工学、共生

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